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2007年4月12日 (木)

読了「外法陰陽師」 学研M文庫 如月天音

主人公は京の都の片隅に住む美形の陰陽師…漢耿星(あやのこうせい)。
黒猫の姿に身を変え、耿星を監視する妖、羅々(らら)。
そして友人?ひょんなことから知り合った青年貴族の藤原行成。

正歴六年、平安京は年明け早々怪異に襲われる。
ある時、時の関白・藤原道隆呪詛の噂を行成は耿星に話し、
なんとかならないものかと相談をもちかける。
関白が呪詛でどうなろうと、行成にとって何の得もないというのにだ。
耿星にしてみても、この国の関白が変わろうと別にどうでもいいことで
それに耿星は人が嫌いなのだ。場合によっては憎んでいる。
孤高で世俗のことは一切興味がない。
が、しかし行成が家に来るのは許しているし、頼み事を言われれば
気になってしまう。
行成の屈託のない、まっすぐな目になぜか弱いのだ。

そして調査をしていくうち事件が発展して
二人共、恐るべき呪詛の陰謀に巻き込まれていく…というお話。

夢枕獏「陰陽師(おんみょうじ)」と似てなくも無いのですが
(行成などは「陰陽師」に出てくる博雅と性格そっくりだし)
まあでも、私としては美形の耿星が女になって後宮にのりこんだり
そしてその姿を見た行成が耿星とは知らずに恋に落ちたり(笑)
孤高で冷たい耿星が羅々の言葉に乗せられ易かったり、
理由付けをしたりする様子が可愛いし、面白いのです。

あと、平安時代の習俗や貴族階級のおぞましさなどもよく書かれていて
宮廷社会を軽蔑する耿星の気持ちもわかる気がします。

とにかく二人の不器用な友情が
くすぐったくていいのですよ~(萌え~)
ただね、この本絶版になっているのか ユーズドでしか見当たりましぇん(泣)
お勧めなのですが、 興味をもたれた方はがんばって探してみてください。

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